♪音楽講座-第5回-♪
06.05.** 都内某所にて
第5回<移調楽器>
一ヶ月ぶりですね!
では、さっそく移調楽器について話したいと思います。
まず、移調楽器って何でしょう?
・・・
・・・
・・・
何でしょう?(笑)
自分は移調楽器をいつも使ってるわけですけど、さっぱりですね。
というわけで、調べてみましたっ!
「楽譜に従って出した音の高さが、ピアノなどにおけるその楽譜の音と異なる高さの音に一致するような楽器」(出典:wikipedia)
これだけ見てもよくわかんないですよね・・・。
移調楽器の起源はかなり昔で、管楽器に多いのが特徴です。
管楽器は管の長さが短いほど高い音、長いほど低い音が出るというのは知っていますよね!(分からない人はビール瓶みたいなものの口に息を吹きかけて音を出してみてください。大きいものほど低い音になるのが分かると思います。)
ということは同じ楽器でも管の長さが短い方が高い音が出やすい!ってことです。
そういう訳でかどうかは分かりませんが、同じ名前の楽器でも管の長さが異なるものが作られるようになったんです。
ただ、同じ運指でも管の長さが違うと違う音が出るという事態が起こってしまったわけなんですね。
つまり、ドを吹こうとしてドの指をしても管の長さが違う楽器だとミが出ちゃうとか・・・。
そこで、演奏する人の負担を少しでも軽減しようと考案されたのが、移調という方法です。
つまり、楽譜に書くのは指使いにしよう!という考え方です。
次の譜面を見てください。
楽譜の上にin ○っていうのがありますね!これはin FだったらF管(管の長さの種類)の楽器を使うといつもの指使いでいいよっていう意味なんです。
同じく、in BだったらB管の楽器を使うといいよってことです。
このFとかBは皆さん知ってのとおり音名です。上の場合はドの位置はF、下の場合はドの位置はBになってることを示しています。普通はin
Cで書かれているのでピアノとかのドはCなんですね・・・。
ただ、楽譜がin Bで書かれているからといってB管の楽器があるとは限りませんよね・・・(汗)その場合は、使いやすい調に読み替える必要があります。まぁ、トレーニングしだいでスラスラ読めるようになるらしいですが・・・
以上が移調楽器の説明でした!オーケストラでは特に金管楽器の殆どが移調された楽譜になっているので必須知識でしたね。参考になりました(笑)
←第4回 第6回→